CEO Interview

コロナウイルスやアレルギーのない世界へ その道程を示す、地図になりたい。 コロナウイルスやアレルギーのない世界へ その道程を示す、地図になりたい。

エピトマップ株式会社は、動物とヒトの種間を超えて適用可能な汎コロナウイルスワクチンとアレルギー根本治療薬の製品化を目的に、2020年に設立されました。
国立研究開発法人理化学研究所と、2007年に立ち上げた理研ベンチャー企業・動物アレルギー検査株式会社との共同研究の成果を、「創薬」という次のステージへと進化させ、コロナウイルスによる感染症やアレルギーによる健康被害を根本的に解決するという大きな目標に向かって歩き始めています。

現在世界は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威にさらされ、一刻も早い打開策が待ち望まれています。世界中の研究者がワクチンの開発に取り組んでいるものの、その副反応やウイルスの変異への対応、さらにはワクチン接種者の抗体依存性感染増強の問題に、未だ頭を悩ませている状況が続いています。

私たちが研究・開発を進める『汎コロナウイルスワクチン』は、これらすべての課題を解決する、画期的な予防薬になると確信しています。すでに猫コロナウイルスを原因とする猫伝染性腹膜炎(FIP)の感染モデルでの効果検証が可能な段階に進んでおり、今後、製薬メーカー等との協働のもと実用化を目指していくことになります。

さらには、これまで満足な治験結果が得られていないアレルギー治療薬(抗体医薬品)の開発においても、ヒトと動物双方に反応性のよい抗IgE抗体を作成し、まずは犬用の医薬品として製品化させ、その後ヒトのアレルギー反応の根本的な改善が見込まれる、画期的な治療薬へと発展させていきたいと考えています。

ウイルスなど、ヒトと動物、双方の健康・生命を脅かす目に見えない脅威との戦いでは、獣医師が先頭に立ち、向き合う義務がある、というのが私の信念です。
新型コロナウイルスを始めとするコロナウイルスは人獣共通感染症であり、ヒトと動物の体内を行き来するうちに変異を繰り返していくことが確認されています。その流れを止め、地球上から根絶するには、獣医学サイドからのアプローチが不可欠であると考えるからです。

コロナウイルスやアレルギーのない世界へ——。
その理想にたどり着くための、確かな“地図”を示す企業になる。

私たちエピトマップ株式会社は、動物用ワクチンと抗体医薬品の研究・開発を通じて、ヒトと動物のしあわせに貢献してまいります。

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